読書の初夏4

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アントキノイノチ さだまさし

「仕事終わって、人様にありがとうって言われる仕事。これ、嬉しい仕事ちゃうかな、と思ったんです」

これまでの仕事では,「自分を満足させる」というのが,達成点であり,つまり達成感や,征服感がやりがいだった.
同僚は,「勝ち」や「勝利」という言葉を良く口にしていた.

震災後,そして子供が産まれた後の僕には,それがうまく飲み込めなくなってしまったようだ.
感謝されたいというのとも少し違う気がするけど,たとえば,感謝しながら仕事したり,その結果感謝されたり,っていうので駆動して行きたいと思っている.

主人公の心の揺れ動き,父をはじめとする過去と現在の登場人物,みんな痛みを知っている.
さだまさしの温かさが伝わった.
やっぱり芸術家はすごいな.
映画は岡田くんか〜.見てみたいな.

小説の登場人物ほど壮絶ではないにしろ,それなりに悲しみや憎しみを抱いてしまったわけだが,
この船を降りたら,スタートが切れるかな.
杏平の父のようになれるかな.なりたいな.
死ぬまで悩みは続くのだろうけど,温かい人間でありたいと切に思わされた.

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