研究について若かりし頃に思っていたこと

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理論宇宙物理学に憧れていた。
正確には、そう名付けられていた学問分野の最新の説に想いを馳せていた。
超ひも理論とか、クオークとか、そういうやつに。

その手の本、しかも一般向けの書籍(当時は論文を手にして読んでみようなんて発想はなかった。知らないことは損をするなぁ)は、一足飛びに説が書かれている。
そのため、当時の僕は、突拍子もなく新説が出てくるものだと思っていた。
突拍子もなく、というのは、いろいろな実験や計算を行わず(そういう方法があることも知らない可哀想な若者)、天才学者の頭の中でいきなりすご考えが浮かび、これだー!と新説が発表されている、と思っていた。

実際には、学部の4年生になり自分で測定を行うことになるより前まで、ほとんど変わらないことを想像していた。。本当に可哀想な若者だこと・・・w

一般的に研究はそういうものではないのだけど、
この若者の考え方は、岡潔の言っている無差別知に近いのではないのだろうか。
もちろん、若者の頭の中に、いきなり新説が浮かぶというような、ただのラッキー的なものではないのだけど、本当の大発見(特に宇宙物理のような、掴みようのない分野において)は、若者が勘違いしていたことに近いのかもしれない。

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